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ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤ India J&K Mt.nun(7,135)

北ア 穂高連峰 ジャンダルム(3163m) 縦走敗退記

2023.7/15~7/16
07/14(金):旧朝霧山荘から4人で車に乗り出発する。渋滞もなく順調に松本市の沢渡駐車場に到着する。そのまま車中泊となる。
07/15(土) :雨~強風、濃霧。タクシーで6年ぶりの上高地に入る。三連休とあってどんどん人が入ってくる。すぐに歩き出した。岳沢登山口から雨が降り出したので雨具を着用する。岳沢ヒュッテから天狗沢に入りガレ場を詰めていく。視界は数十mしかないので周りの山々が見えない。身支度(下は夏用ズボン、上はTシャツに薄い長袖シャツ手袋はテムレス、ヘルメット、シュリンゲ2本)をして岩稜帯に回り込む。ガスと岐阜県側からの風速10~15mの中、マーキングを確認しながら進む。気温は10℃位か?巾の狭い岩稜は這いつくばり、スタンスの無い濡れたカンテはフリクションを効かせながら登る。ここは降りる難しいな?。ジャンダルムピークには2時間ちょっとで着いたが途中の鎖場は1か所だった。頂上のエンゼルを見た時の三人の喜びの歓声は凄かった。岩稜の難しさの後だったのでなおさらだったそうだ。ジャンダルムから降りて半周して下り目を向けたら難しそうな下りが待っていた。1か所はシュリンゲを繋いで降りたがその下の二つの濡れた凹角はノーザイルでは降りられそうもない。37年前、6年前にこのロバの耳を下ったのだが記憶が全く無い。何回見ても3人をノーザイルで降ろせる自信が無い。ケガさせる訳にはいかない。自分の老いの為に岩を見る目が無くなってしまったのか?動かないと寒い。今日は一旦ジャンダルムから天狗のコル寄りのコブ尾根の頭に戻ることにした。岩畳の上に4人用のテントを張り中に入る。3000mでのテント泊は今年2回目。他の3人は岩稜の設営に感激していた。濡れた岩のクライムダウンの経験が少ない三人を思うと降るのは止めて明日、岩が乾いてから下ることにした。今日は岳沢を出てから一日登山者とは一人もすれ違わなかった。3人は寝不足と経験の無い緊張感のためか、私は寝不足から16時半には全員床に就いた。
7/16(日):濃霧~晴れ 4時半起床。11時間も寝た。予報では9時頃には晴れる予報なので待機する。8時過ぎると縦走者が通り過ぎるようになる。東京の緊急連絡先にも電話が通じた。ガスは晴れないが岩が乾いてきたので10時前に撤収して下降する。西穂高岳側からどんどん登山者が来る。20人位すれ違ったか。皆軽装だ。岩稜の下りも4人の目でマーキングを探すので早い。天狗のコル、岳沢ヒュッテと喧騒の上高地に降りた。バス待ちの列が河童橋まで続き、タクシーは2時間待ちだった。沢渡で風呂に入り、松本市内の豪華な夕食を頂いて大渋滞にも会い、東京の下町で三人を自宅まで送り、自宅には深夜の26時30分自宅に着いた。( 山口、黒澤、斉藤、北川 計4名 )

7/14(金):JR平井駅最寄り(19:50)車両⇒首都高錦糸町IC⇒中央道⇒上信越道松本IC⇒松本市沢渡第三駐車場(24:20)車中泊
7/15(土) :沢渡(04:20)⇒上高地(05:10-05:20)⇒岳沢ヒュッテ(07:55-08:13)⇒天狗のコル(11:27-11:43)⇒ジャンダルム(13:53-14:00)⇒幕営地(15:30)⇒消灯(16:30)
7/16(日) :幕営地(04:30-09:50)⇒天狗のコル(11:40)⇒岳沢ヒュッテ(14:01-14:07)⇒上高地(13:50-15:30)タクシー⇒沢渡(16:30-16:40)車両⇒入浴⇒松本市夕食⇒上信越道松本IC⇒中央道⇒首都高錦糸町IC⇒平井(25:00)⇒西小岩⇒亀有(25:30)⇒印西牧の原駅最寄り自宅(26:30)

周辺登山履歴 ( 山口 )
1986,8/13~14   上高地~岳沢~畳岩中央ルンゼ~ジャンダルム下(幕)~アンザイレン~奥穂高岳~涸沢(山口玲子、渡辺知子)
1991,12/29~1/2 坂巻温泉~西穂山荘①~西穂高岳~天狗のコル②~穂高山荘➂~涸沢岳西尾根~新穂高④(宮浦、鈴木)
2008,5/3~5/6   上高地西穂高岳~ジャンダルム~天狗のコル~岳沢~上高地(単)
2017,8/13~8/16 上高地~焼山小屋~西穂高岳奥穂高岳槍ヶ岳上高地(単)

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