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ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤ India J&K Mt.nun(7,135)

八ヶ岳 阿弥陀岳 北稜

土日(10〜11日)は天気が良くなる予報だったので、何十年振りかの雪の岩稜登攀を楽しもうと、木戸と共に阿弥陀岳北稜を目指した。金曜日(9日)の夜10時にJR高尾駅で木戸をピックアップして中央自動車道を走る。八ヶ岳PAで仮眠をとり翌朝(10日)、明るくなってから雪道となった美濃戸口駐車場への道を走る。雪は朝方には止んでいた。美濃戸口駐車場で準備をして7時40分に出発する。美濃戸からは良く踏み均された南沢コースをたどった。行者小屋テント場でテントを張り、時間があるので中岳道の状態を見に行った。樹林帯は、しっかりとしたトレースがついているので安心した。翌朝(11日)、必要な登攀具をザックに詰め込んで6時30分に出発する。中岳道からジャンクションピークを目指す。途中の雪稜から続く灌木が生えている急な斜面の稜線を登る。ここで木戸がロープを出してこの斜面を登り、続いて私が第一岩峰の下まで稜線を登った。第一岩峰基部には、先行パーティが登り始めていて、我々はその下で待機した。ここから下の方には、2〜3パーティが登って来ているのが見える。第一岩峰は左側の4〜5mの凹角を登り稜線上に出る。ここは、木戸に確保してもらい私がリードさせてもらった。階段状のスタンスにアイゼンを乗せることができ、安定した登りができる。凹角を抜け稜線を慎重に登ると、第二岩峰基部にペッルのボルトが2本打ってある。ここで、木戸を確保し、次のピッチをリードしてもらう。登り始めは4〜5mの岩壁を右上に登っていく。ナイフリッジを過ぎ続くなだらかな稜線を進み、阿弥陀岳山頂(2,805m)には9時55分に着いた。先行のパーティは既に降りてしまったようだ、山頂には誰もいない。山頂で記念写真を撮り、早々に、雪の夏道を下る。ここもしっかりとしたトレースはあるが、傾斜が急な雪面は後ろ向きになってピッケルを刺しながら降りる。中岳のコルで休憩をとる。行者小屋へは中岳沢にトレースが付いている。以前雪崩事故があった所なので心配だ。テントに着き帰路の準備をする。テント場からは来た道を12時30分に下山開始する。16時20分美濃戸口駐車場に着いた。
03/10美濃戸口(7:41)〜(8:45)美濃戸(9:05)〜(13:30)行者小屋テント場
03/11テント場(6:30)〜(9:55)阿弥陀岳山頂〜(10:50)中岳のコル(11:30)〜テント場(12:30)〜(14:40)美濃戸〜(16:20)美濃戸口 (塚田、木戸)

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