病み上がりの僕は、リハビリのハイキングを連続してやってきたけれども、いささか、うんざりしている。このままでは腰抜けになってしまう。ポツチポツリ降り出した梅雨の空。クライマ−の誇りと輝きを取戻すべく早戸川を遡か登った。吉江 安正と出発する直前、 オレも…
ザイル、ピトン、ボルト、ラ−プ、ナッツまで装備しながら、ファイトなく、犬越路をたどる。朝霧のクライマ−らしく、カッコ良く、の美学は、急登に粉砕され、僕はヨレパン。手術のダメ−ジは自分で考えているより、はるかに大きい。新緑がまぶしかった。(Kazi)(梶山、坂内)
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