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八ヶ岳縦走(その2)

今回は、御小屋尾根から阿弥陀岳を登り、赤岳、横岳、硫黄岳の稜線を縦走し夏沢峠までの南八ヶ岳、そして夏沢峠から麦草峠までの中八ヶ岳(一般的には北八ヶ岳に含まれている)までを縦走した。これは第2回「夏季の南から中八ヶ岳登山」の記録である。

1日目(9 / 8)
八ヶ岳登山の起点となる「美濃戸口」に早朝に到着する交通機関を探したところ、登山バス(毎日新聞旅行)が運行されていたので、これを利用する。登山客で混雑する毎日新聞本社前で、八ヶ岳方面行のバスに乗車し(23:00)に出発する。バスの発停やカーブなどで身体が揺られてなかなか寝つけない。3時間程うとうとし美濃戸口には(4:20)に到着した。

2日目(9 /9)
美濃戸登山口補導所に登山届を提出する。暗い中、ヘッドランプを付け(4:30)別荘地帯を抜けて御小屋尾根に取り付く。御小屋山(2,137m)までは約650mの登りである。諏訪神社の「御柱」を切り出している山と言われている御小屋山に(6:18)到着する。更に頂上まで約670mの登行となる。
カラマツ、シラビソ、ダケカンバなどの樹林帯を登る。頂上に近づくにつれ傾斜が増し西の肩付近の所々の岩にはロープが設けられていた。西の肩から山頂まではすぐそこである。阿弥陀岳山頂(2,805m)に(9:25)に到着、広い頂上には十人程度の登山者がいた。晴れているので、北アルプスなどの遠い山々まで見渡せることができる。小休憩をして山頂を(10:00)出発する。中岳のコルから中岳を越え2,640mのコルから赤岳頂上まで最後の登り(約260m)となる。下部はガレた斜面をジクザグに登り、文三郎尾根との合流部から上部は岩稜となる。多くの登山者で混雑している赤岳山頂(2,899m)に(12:00)到着する。赤岳頂上山荘で作業しているヘリコプターが騒々しい。稜線上にテント場が無いので、山頂から20分程下った赤岳天望荘(2,722m)に(12:30)宿泊する。土曜日とあって大変混雑している。なお、この時期に、天望荘のお風呂が利用できるのは有り難い!

3日目(9 /10)
日の出前、薄暗い中(5:00)に出発する。ガスが出ているので見遠しは悪い。地蔵の頭から、横岳岩峰群(二十三夜峰、日ノ出岳、鉾岳、石尊峰、三又峰、無名峰、横岳(2,829m)、奥ノ院、台座ノ頭)の稜線を進む。稜線上から見えるガスにかかった大同心、小同心の岩壁が素晴らしい。ガスで視界の悪い中、大ダルミから七つのケルンを目印として広い斜面を硫黄岳(2,760m)に向う。
硫黄岳の北側にある大きな爆裂火口壁を覗き見る。火口は本沢温泉側に向かって大きく開いている。硫黄岳分岐点(約2,755m)から、途中から樹林帯に入り夏沢峠(2,440m)まで下る。夏沢峠で休憩したのち樹林帯の中の箕冠山(2,580m)(みかぶりやま)に向かう。箕冠山から、小さいながらも美しい双耳峰の天狗岳(2,646m)が見える。登山者で賑わっている東天狗(2,640m)の頂上から黒百合平(2,383m)に下る。ここから樹林帯を中山峠から中山に進む。林の中にある中山の山頂(2,496m)から少し行ったところに樹木が開け眼下に富士見高原から諏訪湖までを広く見渡すことのできる展望台がある。ここから樹林帯を高見石小屋に(13:30)下る。観光客の多い白駒の池(標高1,115m)に(14:00)着いた。白駒の池から林の中の苔が美しい「苔の森」の歩道を下って行くと、広い白駒池入口駐車場に(14:10)到着した。ここからバスでJR茅野駅に向った。(塚田)

9 / 8 (金) 竹橋(23:00)〜(登山バス)〜(4:20)美濃戸口
9 / 9 (土) 美濃戸口(4:30)〜(6:18)御小屋山〜(7:10)不動清水(7:20)〜(8:10)2,500m地点〜(9:25)阿弥陀岳10:00)〜(10:25)中岳のコル〜(12:00)赤岳〜(12:30)赤岳天望荘(泊)
9 /10 (日) 赤岳天望荘(5:00)〜(6:00)三又峰〜(7:25)硫黄岳〜(8:10)夏沢峠〜(9:15)根石岳〜(9:50)東天狗岳〜(11:20)黒百合平〜(11:43)中山峠〜中山〜(12:30)展望台〜(13:30)高見石小屋〜(14:00)白駒池〜(14:10)白駒池入口駐車場

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