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ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤ India J&K Mt.nun(7,135)

谷川岳 シンセン沢左俣〜東尾根〜谷川岳〜西黒尾根

梅雨の中休みに、谷川岳東面の人気ルートとして知られている東尾根を、シンセン左俣を経由して谷川岳に至るルートを登攀した。今回は、黒澤の岩登り本チャン初デビューとなった。朝3:30に登山指導センターに集合、登山届を提出し、星空の中を出発する。マチガ沢出合いから厳剛新道をマチガ沢下降点に向かい登り始める。(5:12)下降点の第一見晴しで、アイゼン、ハーネス等を着ける。ここはよくマチガ沢が見える小広く開けたところである。下降点の草付き斜面を降り雪渓の上に立つ。雪渓の風が冷たく気持ち良い。マチガ沢は、稜線近くまで雪渓に埋もれている。シンセン沢取り付きを目指して雪渓を登る。ガレ状のシンセン沢を30分登ると開けた二俣になる。(6:00)正面の東尾根第二岩峰を挟んで右俣、左俣に分かれている。左俣をつめていく。最初のスラブ滝は、雪渓で埋まっていた。その上の滝は、小さいながら登山靴で登る我々には手強かった。ここでロープを出す。山口、塚田がトップを交代してスタッカットで登っていく。いくつかの滝の要所要所には、ビレーピンが打たれて安心できる。だが、草付きのスラブには、目印となるものも無く、本ルートが初めての塚田は、右往左往している。詰めは、緩斜面の草付きのスラブが、約300mが続く。(13:45)東尾根の稜線に出る。東尾根は、コンティニアスで登る。踏み跡は部分的に不明瞭の場所があり、山口の経験に頼った。この季節の山々は細葉雛薄雪草や小岩鏡などの高山植物が咲き誇り美しい。観倉台、第一岩峰を経てオキの耳の国境稜線(15:45)に達する。登攀具をザックしまい縦走路を下る。トマの耳でガスがかかり始めてきた。西黒尾根の下降点に雪渓が残っていて登山者の足跡も不明瞭で降り口がよく分からない。ここで、山口の的確なルート指示がとぶ。先行していたパーティーは、道を間違えてしまい肩の小屋の方に行ってしまい引き返して来たという。暗くなり始めた厳剛新道を登山指導センターに向い下って行く。(20:30)センター着。(黒澤、山口、塚田)

AB