読売新道は読売新聞社が記念行事として5年の歳月で開拓されたルートです。北アルプスでトレースして無いルートなので来てみたかったルートである。
8/4：夜行の「ムーンライト信州」で信濃大町へ向かう
8/5：信濃大町〜扇沢〜黒四ダム〜平ノ渡し〜奥黒部ヒュッテ幕営
喧騒の黒四ダムから平ノ渡し方面へ向かうのは単独の人と2パーティのみだった。湖畔の道は部分的に丸太梯子、橋があったが、悪い所は無い割には12時の渡舟時刻ギリギリに着いた。対岸からの道は崖の高巻き、丸太梯子、橋が連続し気が抜けなかった。鉄砲水がきたらひとたまりもない道だ。15時半に奥黒部ヒュッテ(1,500m)の幕場に到着する。夕食の冷やし中華は美味しかった。
8/6：奥黒部ヒュッテ幕営地〜読売新道〜赤牛岳〜稜線幕営
4時45分に出発。直ぐに樹林帯の急登となる。木の根、鎖、ぬかるみの連続する道だが左に後立山から裏銀座、右手に立山から薬師岳に続く稜線が見えるので励みになる。2,600mから森林限界となり赤牛岳(2,864m)には13時50分に着く。黒四ダムから左に立山、剱岳〜薬師岳の稜線、雲ノ平〜水晶岳〜穂高、槍〜白馬岳まで北アルプスが一望できる。一時間位歩いた広―い稜線に幕営する。久し振りに日没を見た。
8/7：稜線幕営地〜水晶岳〜祖父岳〜雲ノ平幕営
4時半に出発。右手の高天温泉からの温泉沢ノ頭を過ぎガレ場を登ると水晶岳に着く100名山とあって人が多い。ワリモ北分岐〜祖父岳と歩き雲ノ平に13時10分に着く。折立から来るサークル仲間3名を迎えに行き合流する。今晩の素麺も美味しかった。サークル仲間5名は鏡平にもう一泊するので、私だけが明日帰宅する。
8/8：雲ノ平幕営地〜黒部源流〜三俣蓮華岳〜双六岳〜鏡平〜新穂高温泉
3時に1人出発する。日本庭園から黒部源流に降りて夜が明けた。三俣蓮華に登り双六岳〜双六小屋〜鏡平〜新穂高と歩き13時15分に登山を終えた。シーズンなのでどこも登山客で一杯で時折交わすおしゃべりが楽しい。4日間快晴で風も弱く満喫しました。北アルプスは最高！(山口他2名)
