路面の凍結を心配したが、前日に夜遅く大門沢林道入口まで車を乗り入れることができた。日の出とともに出発する。大門沢林道を進むとすぐに真教寺尾根への分岐にさしかかる。林道を大門沢に沿って登ると県界尾根取付点に着く。ここから雪付きの急な（約320m）斜面となる。ここで塚田のアイゼンが登山靴に調整されていなかったため、しばらく時間を費やす。小天狗（2,178m）からは、雲に隠れて八ヶ岳の稜線は見ることができない。小天狗から大天狗（2,430m）までは、約1.8kmのなだらかな登りとなる。主稜線に近づくほどに雪は深くなってきた。大天狗に着くころには、トレースはあるものの雪は膝下まである。既にここまで時間を費やしてしまったので、赤岳登頂を諦めて下山することとした。帰路の小天狗からは、雲の間から白く覆われた八ヶ岳の稜線を見ることができた。下山後、甲斐大泉温泉「パノラマの湯」に寄り、湯ぶねに浸かり夕日にか輝く富士山を眺め疲れを癒した。(塚田、梶)
大門沢林道入口（6:30）〜（7:10）県界尾根取付点〜（9:10）小天狗〜（11:50）大天狗〜（13:35）小天狗〜（14:35）県界尾根取付点〜（15:00）大門沢林道入口
： 小天狗付近からの赤岳稜線
