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ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤ ㅤㅤㅤ ㅤ India J&K Mt.nun(7,135)

八ヶ岳縦走(その3)

ㅤ今回は、前回の麦草峠からの続き、蓼科山まで北に向かうコースで第3回「初秋の北八ヶ岳登山」の記録である。ㅤなお今回で八ヶ岳全山縦走が終了した。(水平距離約15.5km、高低差約810m)
1日目(10/7)
ㅤ前回と同様に行きの交通は、登山バスを利用する。多くの登山者で混雑している毎日新聞社前を(23:00)出発。
2日目(10/8)
ㅤ日が昇る前に麦草峠(2,120m)に(5:30)到着。バスから降りた登山者は数名。バスの外はヒンヤリしているので直ぐに(5:45)歩き始める。昨日までの雨で道は所々ぬかるんでいた。茶臼山(2,384m)の山頂は樹林帯の中で眺望はきかない。5分程西側にある露岩地の展望台(7:10)からは蓼科方面を眺望することができる。しかし標高約1,500mに雲がわいて下の平野部は見ることはできない。だが、その上には、雲一つなく、中・南八ヶ岳日本アルプスの山々を遠く望むことができる。南側の丸山(2,330m)では、針葉樹林の中に広葉樹林が黄色いパッチワークを作っている。残念ながら富士山は、南八ヶ岳に隠れて見ることはできない。針葉樹のシラビソやオオシラビソの縞枯れ現象で有名な縞枯山(2,403m)も山頂(8:45)は樹林帯の中である。雨池峠から溶岩台地が広がっている坪庭へ向かう。坪庭は北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅に近く観光客が多い。北横岳(2,472m)への登りもハイカーと混じり合う。北横岳は、南峰(10:45)と北峰(10:50)があり、どちらも眺望はよい。北に1時間ほど下った(12:15)亀甲池には、水底に40〜50cmの6角形のモザイク模様が見られるのであるがこの時期、池の水は少なくなり、モザイク模様も一部にしか見られなかった。天狗の露地を通り双子池に向かう。(13:20)雌池はキャンプ地に指定され、多くのテントが水辺に張られていた。隣りの雄池の水辺には、広葉樹の紅、橙、黄の色鮮やかな葉が水面に映っている。(14:40)双子山(2,224m)は、石がごろごろしている草原状で、眺めはよいが西側の蓼科山頂付近は、雲に隠れてしまっている。蓼科スカイラインの車道に多くの車が駐車されている大河原峠(2,093m)に(15:15)到着。

3日目(10/9)
ㅤ大河原峠を(6:40)出発。樹林帯を1.5時間ほど登り(8:10)蓼科山荘に到着する。大河原峠からのコースの登山者は少ないが、御泉水自然園から多くの登山者が登ってくる。ここの森林限界は2.400mでこれより上では、1〜3mもある溶岩塊が累々と重なっている。(9:00)蓼科山山頂(2,531m)(別名 諏訪富士)は、多くの登山者で賑わっていた。「百名山」の知名度であろうか。山頂は溶岩塊で埋め尽くされた直径約100mの平らな窪地である。雲一つない山頂からは360度のパノラマの世界である。南東に樹林帯のなだらかな連なりが続く北八から中八ヶ岳、そしてその向こうに険しい岩峰の南八ヶ岳が続いている。南側には手前側に甲斐駒ヶ岳を先頭にした南アルプス。南西には中央アルプス。北西に北アルプスの峰々が遠望できる。(9:30)下山は南八ヶ岳の眺望が素晴らしい南西の尾根コース。しばらく急な溶岩塊帯を下り約2,400m地点から樹林帯の中を降りてゆく。(11:55)蓼科山登山口(1,720m)に到着。バスの時間までだいぶ時間があるので蓼科温泉共同浴場に信玄棒道を下って行く。黄色くなりかけた落葉松林と笹原のコントラストが美しい。(13:20)共同浴場でひと風呂浴びて、近くの蕎麦屋でソバを食して、バスにて茅野駅に向かう。(塚田)


10/7  毎日新聞社前(23:00)〜
10/8  麦草峠(5:45)〜(6:05)大石峠〜(7:05)茶臼山〜(7:10)茶臼山展望台(7:40)〜(8:45)縞枯山展望台〜雨池峠〜坪庭〜(10:15)北横岳ヒュッテ〜(10:45)北横岳南峰〜(10:50)北横岳北峰〜(12:15)亀甲池〜(13:20)双子池(13:40)〜(14:40)双子山〜(15:15)大河原峠〜大河原ヒュッテ(泊)
10/9 大河原峠(6:40)〜(8:10)蓼科山荘〜(9:00)蓼科山(9:30)〜(11:55)蓼科山登山口〜竜源橋〜(信玄棒道)〜(13:20)共同浴場〜ゴルフ場入口バス停〜茅野駅

AB