冬合宿のトレーニングを兼ねて30年振りに阿弥陀岳南稜から赤岳主稜を目指した。メンバーは広河原沢に詳しい木戸と入会して1年目の梶と私の3名。
12/3：前夜茅野駅で快適な駅前泊｡05:30にタクシーで舟山十字路(1,619m)に入る。雪は無く駐車場には8台駐車してある。気温は0℃で暖かい。林道から尾根に取り付き立場山(2,564m)を目指して登る｡2,000mから雪道になる｡青薙ぎには09:40に着く｡快晴の下、雪を被った阿弥陀岳全容が現れる｡ここからP1〜P2〜P3基部の取り付き迄はトレースも有ったがもたもたして時間を要してしまった｡13時過ぎに取りつく｡南稜の核心部はP3裏の100ｍ位の岩溝で､氷と雪と岩のミックスで中間支点は無くトップの木戸の提案で持参したイボイボハーケン2本が役立った｡3ピッチでザイルを解きP4〜40分で阿弥陀岳頂上(2,805m)に着く｡16時20分｡八ヶ岳連峰、富士山、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、妙高、火打まで一望。16時半の日没に下り、行者小屋には18時半に着き幕営した｡
12/4：メンバーの体調不良と気力不足で足並みが揃わず､梶と文三郎から赤岳を往復する｡赤岳の主稜は人気で8パーティ位登っている｡撤収して美濃戸に下り茅野から「あずさ」で帰途についた｡(木戸、梶、山口)
