本沢は41年前(1983) 5月に単独入渓している。当時は塩山駅に夜行電車で未明着している始発バスも未明に出、西沢渓谷入口に 日の出前後に!バス停も雁坂峠入口、新地平下車だと思う、今では新地平先より道路も広くなおかつ直線、橋も立派になり昔の面影はなくなった!多分現在の「道の駅 みとみ」が 「雁坂峠入口」かと思う。 当然 早朝に出たので、ナメラ沢も西破風山付近につめ上げ尾根上を雁坂峠~新地平へと下山した、余裕の夜行日帰り山行かと思う!なお翌年1984に朝霧入会( 木戸、 伊藤 )
本沢は1981年4月に単独遡行、弱冠26才(朝霧入会前)に登っている、さて今回3段12mの滝上部凹角にスリングを頼りに登る、凹角に靴をねじ込むが新沢靴なので決まったか不安で躊躇した!大滝2段20mはセカンドではあるが下段中間のハーケンにスリングを付けたしてA0でずり上がったが、スリングの回収に手間取る大滝上で仕事道を探すものの見つからず、遡行を継続、右俣の「水ノ戸沢」に入りつつも仕事道を探す、いくつもの小滝からさらに左沢をつめると急峻で「ふかふか」な斜面は両手足を突っ込みながら「バイル」を忘れたことを悔んだ!その先は傾斜も弱くなり稲村岩尾根に16:30。できうれば明るいうちに稲村岩崩壊地点通過をと思い先を急ぐが、最近登られた痕跡が薄いのでテ-プ・GPSを確認しながら下降するが間もなく暗くなりまた小雨も降りだす、稲村岩のコルより巳ノ戸沢側の斜面は急で雨で濡れているしなおさらうすぼんやりしたライトで不安max、近年ロクが出たのもうなずけた!ジグザクをいくつかきると傾斜もなくなり沢音が近い--踏み跡も出てき安心した「日原」への標識を過ぎると徒渉点?があり対岸に渡るが倒木が酷く難渋するしその先で滝が出てしまったので「日原」標識まで戻り踏み跡を探すが見つからないので協議の上、ビバ-ク幸い携帯も通じ、ツェルトを若干斜面ではあるが張った、夜中ず-と小雨だったが寒くはなく、5:20出発、間もなく踏み跡を進むと崩壊斜面で消えていたので沢沿いに下流を目指すそのころより左岸に登山道があるが随所崩れている、さらに下流に進むと急峻な斜面を無理して下るとようやく踏み跡からだんだんはっきりした登山道となり巳ノ戸橋を渡り道路に出た!木戸に「面白い山行だった」といったら「ニヤッ」としていた ― ― さあ 次は何処へ行こうか!( 木戸、伊藤 )
今年7月 世界的にも有名なトップクライマ-2名がK2西壁で遭難死した!大変残念ではあるがいたしかたないと思う。 当方1993年お隣りのブロ-ドピ-ク(JBE-93)に8人らで望んだ印象からK2のお話しをしたいと思う。 成田よりPIAでパキスタン首都イスラマバ-ドから陸路「カラコルムハイウェ-」で登山基地スカルドまで実質2日のトラッキ-過ぎるドライブ。その先はジープに乗換えて半日アスコ-レから翌キャラバンが始まった、パイユより「バルトロ氷河」に、そして9日目 ゴットウイン・オ-スチン氷河に入り込むところで初めて遠方にデカイ「K2」と対面した 圧倒的な大きさとピラミダルな形状に息を呑んだ。 我々の目指す 「ブロ-ドピ-ク」は若干形状は劣るが、さすが8000m 懸垂氷河が素晴らしい。 またキャラバン中当時はまだあまり有名ではなかった!山野井夫婦( GⅣ峰西壁単独の撤退後、ガッシャブルムⅡ峰 )らと同じで会った。 ちょっとテーマから外れてしまった。K2西壁はブロ-ドピークBCの先K2の南東稜BCの手前の左から入る氷河を詰めるとBCに到る。BC 約5200m・ABC 5700mここから急峻となりC1 6500mよりミックス(岩雪氷)壁を突破して第一雪田上にC2 7500m その上部ミックス壁 7550m当たりで氷と共に2人が墜落した。 この上部ミックス壁でどちらかが墜落したとは思いたくないので、ルート自体が雪崩もしくは崩落したと考えている。 世間では、アルパインスタイルでは西壁は無理で「極地法」で行くべきとか、そもそも「無謀登山」とまで---!まあいずれは誰かが西壁を登りきり頂上へそしてフィックスべたばり南東稜下降でなく、西壁を降ってほしいーいずれーー
でも鈴木と同メンバー「野沢井 君」、 あんな慎重なうちの奥さんの先輩でもある 東海山岳会の「田辺 さん」もっと山を登って欲しかったと思う---( 朝霧 太郎 )
参考資料:K2_project ICI石井スポーツ https://www.ici-sports.com/lp/k2/index.html
JBEー93 東京朝霧山岳会活動日記Ⅱ へ もどる
昨年同様、イベントの合間に未明(03:10)阿武隈洞の会場を出発、薄明前であるが薄っすら道路が見えるので先を急ぐ40分程で仙台平との分岐に着き数分下ると登山口である、まだ日の出前である。 小沢に沿いそしてやや急な道で尾根上に出ると延々ゆっくり登りとなり概ね尾根の左を巻き気味に行くと「5合目」印がでてくる、この先2箇所の鎖のある露岩を越えると送電線を横切り頂上一角に出た。 熊笹道を行くと自衛隊レ-ダ-サイトの金網帯に沿って行くと実質頂上である神社を通り少し先の岩に登ると自衛隊アンテナ群が遠望される。さっさと写真を取り往路通りかけ下る50分ほどで登山口、さらに分岐に06:10着する、後はぐだり坂道路を下りイベント会場に06:50着した。( 伊藤 )